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旧ラオスに旅した。
と言ったら、語弊があるかな。
今はタイの国土ではあるが、メコンの右岸には、風習も人の営みも限りなく山国ラオスに近い地帯が広がっている。
ピ−タコ−ン祭りで訪れたダ−ンサ−イもそんな国の一つだった。
ピサヌロ−クから十二号線。ナコン・タイへ抜ける旧街道を通って、チャオプラヤ−河とメコン河の分水嶺を越える。ここは十三世紀の昔、スコ−タイの都をプラ・ルワン家に譲ったパ−・ムワンが新天地を求めて一族郎党と東北タイ高原へと移動したル−トでもあった。
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町中を流れるサケ−河はナ−ン河に注ぐというのに、既にラオスの匂いはナコンタイにぷんぷんしていた。
お寺に行ったら、仏塔の前に蝋の華。 匂いの根源はここかと、うなずいてしまった。
中部タイには、こんな細工はない。
ラオスでは首都ヴィエンチャンでも、旧王都ルワン・プラバ−ンでも、蝋の華はふんだんであった。 溶かした蝋で薄い花びらを作り、小さなバナナの樹の幹や葉に張りつけ、竹ひごと赤い封蝋で止めた華。 薄緑に透けたバナナの葉にこれも半透明の蝋の華がよく似合って美しい。
蝋の華を寺に寄進するのは、山国のしきたり。デルタの真ん中のバンコクでは探しようもない森の幸・蜜蝋が採れる地の風習である。
お寺に寄進された薄い蝋の花びらは一枚、一枚とりはずされ、大切に溜めてお。 |
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レヌカ−・M |
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Last Update : 26 June 2007 |
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