2009年 1月 7日  04:37 pm GMT+7
TAT
Emporium Shopping Complex
「微笑みの国」を訪れる旅行者は、熱帯の楽園のビーチや偽プラダのバッグのためだ けに来るわけではない。実際に、誰となく尋ねてみればタイ料理を食べに、という答えが 返って来るし、タイ料理はこの王国のきらびやかな多様性を構成するメイン要素の一つな のでもある。バンコク市内では世界中のあらゆる料理が食べられ、味にうるさい人々を十 分満足させることができる。確かに私たちはハッピーに生きたい、また生活は「サヌック 」(楽しく)でなければならないと思っている。そして、よく食べることはよく生きるこ とと密接に関わっていると信じており、食べることはほとんど宗教的な娯楽となっている のである。でなければ、このいそがしい街のソイ(小さな通り)の路上にずらっと並んで いる屋台が、どうして24時間ものあいだ営業しているというのだ。


 どのバンコクっ子に尋ねても、チャイナタウン、または良く知られているヤワラート通 りは、食べ物の豊富さにかけては王様級であるというであろう。年中人と車でぎっしりに なっているこの細い通りは、旅行者にとっては悪夢でも、空腹な人にとっては天国なので ある。大切なことは、ここへ来る時は必ずおなかを空かせてくること。なぜなら帰る頃に はまるで感謝祭の七面鳥のごとくおなかがパンパンに膨れているから。まず焼き栗の匂い に始まって、ガイ・ヤーンの燃え盛る炎から立ち昇る煙に行き着く。そして、いつのまに か道端の屋台に腰を下ろし、土鍋のふかひれスープを注文している自分に気づき、次はワ ンタンを頼もうと思うのである。中国人は世界一番の食通だという。ヤワラー通りでの体 験を経て、その言葉の意味が実感できる。


夜遊びをする人たちの中でこの小さなソーイを知らない人はいない。24時間営業、 特に深夜営業のカフェテリア的存在として、お酒を飲んだ後の締めくくりにはぴった りな場所である。カオ・マン・ガイ(kao mum gai)、イェン・ターフォー(yentafo)、 あるいはトン足ののったご飯などが一般的だが、やわらかいサテイ(satay)の串やあ つあつのコェイ・チャップ(guay chub)も捨て難い。バンコクのメインストリートか ら派生しているソーイ38は、いつも話題の屋台街であり評判どおりの所である。クール な、でもいつも賑わっていてホットなソーイである。


バンコクでは屋台は重要な役割をになっている。早い、安い、そして大切なことは、 うまい。対価価値が満足いくこと、消費者と生産者の関係はかくあるべきである。ここサ パーン・ルアンでは、少ない予算でもたっぷり楽しむことができる。一番有名なのは、カ オ・トム・セッティー(kao tom setee)、別名お金持ちのカオ・トムだろう。お粥とア ワビの組み合わせを食べたことのない人は、紙幣一枚ですばらしい料理を味わえる。この 二枚貝の最近の高値を考えたら、これは結構お得かもしれない。あるいは、あひるのロー ストやアル・デンテの麺が大好きな人は、ここは死ぬほど嬉しい場所になるはずだ。 だいたいどんぶり三杯も食べれば、次の週の活力には十分であろう。そして激安の食事の 締めくくりにはデザートをお忘れなく。あらゆる物がずらりと揃っている。ルック・ター ン(look tarn、サトウヤシ)、ルック・チット(look chid、クジャクヤシ)、サリム (salim)、チャオ・コェイ(chao kuay)などはその一部である。



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