20125 5月 18日  05:39 pm GMT+7

TAT
Boon Rawd Brewery Co., Ltd.
ニティ先生について:
ニティ・イヤオシ−ウォン(Nidhi Eoseewong)氏は現在 チェンマイ大学文学部歴史学科の教授 人類学 文学 言語学 東南アジアの歴史についての深い学識と鋭い目は幾多の学術論文により海外に知られているが タイ社会においては論客として広く知られている。特に「日刊マティチョン」「週刊マティチョン」の教授のコラムはこの10年あまり続いて連載されているが タイ社会に今起こっているホットな話題を観察・分析する洞察力、民俗と歴史についての知識と愛情、辛いユ−モアをまじえながらも読者を啓蒙に導く筆力と指導力で、広く社会の各層にファンを持つ現代タイ随一のオピニオン・リ−ダ−である。
訳者の感想:

「こんな評論を毎週読んで 10年経っている」人たちがごまんといるタイは健全だ!というのが タイ生活30年のレヌカ−・Mの偽らざる感想です。ニティ先生の評論はすぐ分かるとか すぐ共感出来ると言う性格のものではありません。タイの読者たちにとっても大変理解しがたい難しい箇所が幾つもあり おまけに先生の文は切り口だけでなく 書き方も少し「斜めに構えて」いらっしゃいますから 読みながらも「こう読むのかな、それともこうかな」と悩むことしばしです。又 タイの現状に対する「品の良い皮肉」がいたる所に散りばめてあるので それもタイに詳しくないとよく分かりません。タイ社会に入って長い私でも 「今度はどれだけ分かるかな」と案じながら 訳している次第です。
 でも「先生は説明がお嫌い」だと私は思います。分かるように教えては下さるでしょうが 説明はお嫌い。英語で説明をEXPLAINといいますが この言葉にまとわりつく「うさんくささ」「浅薄さ」は 多分 アジア人が欧米人に「分かってもらおうとする」行為につきまとうものなのかも知れません。英語の堪能な先生が何でタイ現代社会について外の社会に普遍的言語で発表しないのか。それは多分 EXPLAINするのが 面倒くさい 又はお嫌なのではないかと思ったりしております。
 日本も又 固有の言葉を話す固有の社会で 植民地されなかった歴史をタイと共有するアジアで唯一の国です。だから EXPLAINしたくない気持ちは分かる!ような気がしています。 「タイ人に説明してもらわないでも タイ社会が観察出来るようになる」 ニティ先生の評論を10年読めば そうなるでしょうか? ニティ先生の許可をいただき これから週刊マティチョン掲載の先生の評論を毎週日本語に訳して掲載します。私の力で分かる限り 訳注もつけますが 先生が「やんわりと」ぼかした点はそのままにしておきます。
                                 レヌカ−・M


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